世代交代にて躍進するサンセールの注目ドメーヌ
シレックスが半分、残り半分が石灰質(カイヨット、テール・ブランシュ)と異なる土壌から採れる平均樹齢35年のソーヴィニヨン・ブランをブレンドする事により、溌剌とした果実味がありながら複雑さも併せ持っているワインです。18度に制御したステンレスタンクにて2ヵ月間掛けて発酵を行い、そのまま澱と共に最低6ヵ月間のシュール・リーを行っています。
生産者について
Domaine Delaporte
サンセールの中心部で山羊のAOCチーズ、クロタン・ド・シャヴィニョールの特産地としても知られるシャヴィニョール村にて、17世紀から脈々とワイン造りを続ける家族経営ワイナリー。
50もの小区画に分かれた自社畑は、80%が南向きで今日33haまで広がります。
全アペラシオンの1割しかないシレックス(火打石)土壌の割合が高く(35%)、残りが石灰質土壌(カイヨット、テール・ブランシュ)から成る恵まれたテロワールを誇っています。
2010年から各地での修行を終えた若きマテュー・ドラポルトがドメーヌへ戻り、家族に受け継がれた伝統を踏襲しつつ、栽培と醸造においてより細部へこだわった造りを行い、近年著しい品質向上が行われています。
畑では除草剤を廃止しオーガニックの手法を取り入れ、収量を制限して100%手摘み収穫へと切り替えています。
近年引退した叔父からサンセールの偉大な畑、コート・デ・モン・ダネを含む10haの畑を相続した事もあり、一層存在感を増し、テロワールの表現にフォーカスしたサンセールの新世代醸造家として各方面で注目を浴びている生産者です。